国芳 四代目市川小団次のお岩ぼうこん
商品NO. | A1-90-040 |
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タイトル | 四代目市川小団次のお岩ぼうこん |
作者 | 国芳 |
年代 | 嘉永元年(1848) |
状態 | シミ,修復 |
サイズ | 24.5×36.5cm |
価格 | SOLD |
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嘉永元(1848)年9月27日より市村座にて上演された「当三升四谷聞書(まねてみますよつやのききがき)」。本図は、蛇山庵室での夢の場面において、お岩の亡霊が美しい娘となって現れるくだりを主題とする。華やかに着飾った娘の格好と、醜い顔となったお岩の姿とが対照的に描き出された作品である。
国芳(くによし)
寛政9年(1797)〜文久元年(1861)
浮世絵師。画号に一勇斎・採芳舎・朝桜楼などがある。江戸日本橋にて染物屋の子として生まれたが、文化末年から 初代豊国 の門人となり、 役者絵 ・挿絵などを描き始める。文政末年より描き始めた錦絵「通俗水滸伝豪傑」シリーズで人気が急騰。以後「 武者絵 の 国芳 」として評判を得る。柴田是真にも学んだとされ、天保期には 洋風 風景画 も手がけるようになり、また 戯画 の豊かな発想から幕末の奇才と呼ばれる。