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木曽街道六十九次(国芳) (きそかいどうろくじゅうきゅうつぎ)

江戸は日本橋から、京の三条大橋までをつなぐ木曽街道。その道中に設けられた69の宿場を描く『木曽街道六十九次』である。その名を冠するシリーズとしては、天保6年(1835)に刊行が始まる、渓斎 英泉 と歌川 広重 による作と、そのおよそ20年後に出版される 国芳 の作とが知られている。前者が宿場町の人々の営みを主題とするのに対し、 国芳 による本作は、宿場にまつわる説話や、宿場の名前に掛けた物語を描く。したがって鑑賞者は、描かれた人物や、表題の文字を囲む絵柄などから、宿場町と物語との関係を紐解いて楽しむことができる。さらに画面左上に描かれた宿場風景、その「コマ絵」の枠の形もまた、物語に合わせて変化している。隅から隅まで、洒落っ気に富んだ 国芳 の創意が感じられる作品である。

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