1. Home
  2. 浮世絵
  3. 国芳
  4. 木曽街道六十九次(国芳)
  5. 木曽街道六十九次 板鼻 御曹子牛若丸

国芳 木曽街道六十九次 板鼻 御曹子牛若丸

zoomup_photo
商品NO. 1-94-156-01
シリーズ 木曽街道六十九次(国芳)
タイトル 木曽街道六十九次 板鼻 御曹子牛若丸
作者 国芳
年代 嘉永5年(1852)
状態 穴,焼け
サイズ 24.5×35.5cm
価格 25,000円(税込)
タグ

 牛若丸こと源義経が、鞍馬山の天狗を相手に剣術修行を積んだとする伝説を描く。さすがは武術の達人・義経だけに、見事天狗の顔面に刀を命中させたようだ。対する天狗は長い鼻を打たれてああ痛い、痛い鼻、痛鼻……すなわち「板鼻」と洒落ている。表題を囲むのは天狗の葉団扇や兜巾。コマ絵は、牛若丸の着物にも描かれる、源氏の家紋「笹竜胆」をかたどっている。

国芳(くによし)
寛政9年(1797)〜文久元年(1861)
浮世絵師。画号に一勇斎・採芳舎・朝桜楼などがある。江戸日本橋にて染物屋の子として生まれたが、文化末年から 初代豊国 の門人となり、 役者絵 ・挿絵などを描き始める。文政末年より描き始めた錦絵「通俗水滸伝豪傑」シリーズで人気が急騰。以後「 武者絵国芳 」として評判を得る。柴田是真にも学んだとされ、天保期には 洋風 風景画 も手がけるようになり、また 戯画 の豊かな発想から幕末の奇才と呼ばれる。

木曽街道六十九次(国芳)
江戸は日本橋から、京の三条大橋までをつなぐ木曽街道。その道中に設けられた69の宿場を描く『木曽街道六十九次』である。その名を冠するシリーズとしては、天保6年(1835)に刊行が始まる、渓斎 英泉 と歌川 広重 による作と、そのおよそ20年後に出版される 国芳 の作とが知られている。前者が宿場町の人々の営みを主題とするのに対し、 国芳 による本作は、宿場にまつわる説話や、宿場の名前に掛けた物語を描く。したがって鑑賞者は、描かれた人物や、表題の文字を囲む絵柄などから、宿場町と物語との関係を紐解いて楽しむことができる。さらに画面左上に描かれた宿場風景、その「コマ絵」の枠の形もまた、物語に合わせて変化している。隅から隅まで、洒落っ気に富んだ 国芳 の創意が感じられる作品である。