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小林清親 本町通夜雪

商品NO. A1-87-064-02
タイトル 本町通夜雪
作者 小林清親
年代 明治13年
状態 中折れ
サイズ 33.5×22.5cm
価格 SOLD
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日本の伝統的な美術はもちろん、西洋の写真技術や油彩画など様々な分野を研究し、作風に取り入れた小林清親。遠近法や明暗法を巧みに取り入れ、光の写実的表現に挑戦した彼の浮世絵は「光線画」と呼ばれ大変人気を博した。
本作は、雪降る夜道を馬車が駆け抜ける様子が描かれるが、ここでも一本の街頭が静かな暗闇に柔らかな光をもたらす。
その光に照らされて雪の白さは一層際立ち、笠を持ち道を歩く人や馬車の横をついて走る犬の姿も照らし出している。

小林清親(こばやしきよちか)
弘化4年(1847)〜大正4年(1915)
浮世絵師。別号に方円舎・真生楼などがある。特定の師につくことはなかったが、下岡蓮杖、河鍋 暁斎 と親しく、柴田是真との交流もあった。また明治7年(1876)前後にはワーグマンの下で一時洋画を学んだ。洋画の手法を取り入れた新様式の錦絵「光線画」を編み出した。また風刺画も手掛け、後年は肉筆画も多く描いた。