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芳年 新形三十六怪撰 ほたむとうろう

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商品NO. A1-92-009
シリーズ 新形三十六怪撰
タイトル 新形三十六怪撰 ほたむとうろう
作者 芳年
年代 明治35年(1902)
状態 シミ
サイズ 24×36cm
価格 50,000円(税込)
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芳年 が最晩年に制作した妖怪画の連作。明治22年に刊行が開始され、完結は25年の作家没後で、後半の作品は下絵をもとに門人が完成させた。生涯を掛けて自らの主題に妖怪を重視した 芳年 の妖怪画集大成ともいえるシリーズである。本作に描かれるのは中国から日本へ伝わった後、江戸時代には「四谷怪談」など並び日本三大怪談のひとつとされた牡丹灯籠(ぼたんどうろう)という怪談。旗本飯島平左衛門の娘、お露は浪人の萩原新三郎に恋したあげく焦れ死にをする。お露は後を追って死んだ下女お米とともに、夜な夜な、牡丹灯籠を手にして新三郎のもとに通うようになる。この世のものではない二人の霊が暗闇の中を行く様子は不気味なようでどこか滑稽に描かれており、 芳年 の妖怪への愛着が伺える。

芳年(よしとし)
天保10年(1839)〜明治25年(1892)
浮世絵師。別号に玉桜・魁斎・大蘇などがある。 国芳 の門人で河鍋 暁斎 は兄弟弟子である。幕末期には 武者絵役者絵美人画 など 国芳 風を脱皮に努め、残酷趣味の 無惨絵 など時代風潮を反映した作品を多く描き、「血まみれ 芳年 」などと呼ばれた。また明治6年頃から菊池容斎の画風に傾倒、この筆致に 洋風 を融合した独特の描法で歴史上の事件に取材した作品を多く描く。更に明治7年頃からは「郵便報知」など 新聞錦絵 の制作にも活躍。活発な制作活動を展開する。当時、没落していく浮世絵師の中で最も成功し、門下からは 年方 を輩出。その画系は 鏑木清方伊東深水 と現代まで続く。
代表作は「 月百姿 :>全100枚一覧」「 風俗三十二相 」「 魁題百撰相 」など。

新形三十六怪撰
芳年 が最晩年に制作した連作で、古今の物語に想を得てさまざまな怪異を描く。『和漢百物語』などの作品と共通する主題ではあるが、繊細な描線と、優美な色彩によって表された本作は、どこか幻想的な雰囲気をただよわせる。明治22年(1889)に刊行が開始され、完結は同25年(1892)の作家没後であり、後半の作品は下絵をもとに門人が完成させた。