最終更新日 2024/12/06
周延(ちかのぶ) 天保9年(1838)〜大正11年(1922)浮世絵師。別号に一鶴斎・二代芳鶴・楊州などがある。はじめ 国芳 や初代 国貞 ( 三代豊国 )の元で学ぶが、後に豊原国周の門人となる。三枚続の明治風俗画で知られるが、肉筆画もあり、明治15年(1882)には絵画共進会に出品し、褒状を受けている。また後年には日清戦争に題を取った 戦争画 も手掛けているが、生涯を通じて最も力を入れたのは宮廷官女や大奥風俗に題を取った美人風俗画であった。