最終更新日 2024/11/22
豊国(とよくに) 明和6年(1769)〜文政8年(1825)浮世絵師。画号に一陽斎などがある。芝神明前に居を構える木彫人形師の子として育ち、豊春門下で学ぶ。寛政6年(1794)刊行の「役者舞台之姿絵」シリーズは、流麗な線、明快な色調のもたらす生気に満ちた迫力が好評を得、同時期の写楽が姿を消すのとは対照的に 役者絵 の第一人者となる。 役者絵 と共に 美人画 も良くし、幕末最大の画派となる歌川派を率いた。