最終更新日 2024/11/22
名取春仙(なとりしゅんせん) 明治19年(1886)〜昭和35年(1960)日本画家。久保田米僊、平福百穂に学ぶ。明治42年(1909)に朝日新聞社に入社し、夏目漱石の『虞美人草』、『三四郎』などの連載小説に挿絵を描く。また大正5年(1916)以降は、渡邊版画店より 役者絵 を刊行。写実を基調としながらも、役者の息づかいや芝居の雰囲気をも描き出す彼の似顔集は、新時代の役者大首絵として人気を博した。