最終更新日 2024/11/21
春信(はるのぶ) 享保10年(1725)?〜明和7年(1770)浮世絵師。別号に思古人・長栄軒などがある。西村重長の門人と伝えられるが、また西川祐信門人説もある。明和2年(1765)から翌年にかけて流行した絵暦交換会に参加、巨川らの好事家や彫師、摺師と協力し、木版多色摺の技術開発と色彩表現に新たな境地を拓き、錦絵の創始に大きな役割を果たした。抒情的な美人風俗画で広く知られる一方、木版絵本も多く、肉筆画も描いたと伝えられている。