最終更新日 2024/11/12
国周(くにちか) 天保6年(1835)〜明治33年(1900)浮世絵師。別号に花蝶楼・一鶯斎・豊春楼などがある。豊原周信に入門し、羽子板押絵の原図を制作した後、 国貞 ( 豊国V )に入門。役者大首絵を多数制作し、力量を発揮。後年は伝統的な様式を堅持した役者似顔絵の七分身像が多く、また三枚続の画面に一人立ちの半身 役者絵 を描く構図を制作。顔貌描写に羽子板様式の特徴を持つ。