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芳年 通俗西遊記 沙悟浄

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商品NO. A1-99-117-06
シリーズ 通俗西遊記
タイトル 通俗西遊記 沙悟浄
作者 芳年
年代 慶応元年(1865)
状態 トリミング,裏打ち
サイズ 22.5×33.5cm
価格 230,000円(税込)
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芳年(よしとし)
天保10年(1839)〜明治25年(1892)
浮世絵師。別号に玉桜・魁斎・大蘇などがある。 国芳 の門人で河鍋 暁斎 は兄弟弟子である。幕末期には 武者絵役者絵美人画 など 国芳 風を脱皮に努め、残酷趣味の 無惨絵 など時代風潮を反映した作品を多く描き、「血まみれ 芳年 」などと呼ばれた。また明治6年頃から菊池容斎の画風に傾倒、この筆致に 洋風 を融合した独特の描法で歴史上の事件に取材した作品を多く描く。更に明治7年頃からは「郵便報知」など 新聞錦絵 の制作にも活躍。活発な制作活動を展開する。当時、没落していく浮世絵師の中で最も成功し、門下からは 年方 を輩出。その画系は 鏑木清方伊東深水 と現代まで続く。
代表作は「 月百姿 :>全100枚一覧」「 風俗三十二相 」「 魁題百撰相 」など。

通俗西遊記
「西遊記」は、玄奘三蔵法師が、孫悟空、猪八戒、沙悟浄を従えて天竺を目指す物語である。江戸時代には、翻訳版が読本などの形式で広まり、人気を博した。元治元年(1864)から翌年に刊行された本作は、月岡 芳年 が手がけたシリーズで、浮世絵の揃物の主題として西遊記が取り上げられた初めての例である。西方への途上で遭遇したさまざまな怪異に、孫悟空らが立ち向かうようすを躍動的に描き出している。