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芳年 新形三十六怪撰 為朝の武威痘鬼神を退く図

商品NO. A1-97-356
シリーズ 新形三十六怪撰
タイトル 新形三十六怪撰 為朝の武威痘鬼神を退く図
作者 芳年
年代 明治24年(1891)
状態 お問合せください
サイズ 25×37cm
価格 SOLD
タグ

芳年(よしとし)
天保10年(1839)〜明治25年(1892)
浮世絵師。別号に玉桜・魁斎・大蘇などがある。 国芳 の門人で河鍋 暁斎 は兄弟弟子である。幕末期には 武者絵役者絵美人画 など 国芳 風を脱皮に努め、残酷趣味の 無惨絵 など時代風潮を反映した作品を多く描き、「血まみれ 芳年 」などと呼ばれた。また明治6年頃から菊池容斎の画風に傾倒、この筆致に 洋風 を融合した独特の描法で歴史上の事件に取材した作品を多く描く。更に明治7年頃からは「郵便報知」など 新聞錦絵 の制作にも活躍。活発な制作活動を展開する。当時、没落していく浮世絵師の中で最も成功し、門下からは 年方 を輩出。その画系は 鏑木清方伊東深水 と現代まで続く。
代表作は「 月百姿 :>全100枚一覧」「 風俗三十二相 」「 魁題百撰相 」など。

新形三十六怪撰
芳年 が最晩年に制作した連作で、古今の物語に想を得てさまざまな怪異を描く。『和漢百物語』などの作品と共通する主題ではあるが、繊細な描線と、優美な色彩によって表された本作は、どこか幻想的な雰囲気をただよわせる。明治22年(1889)に刊行が開始され、完結は同25年(1892)の作家没後であり、後半の作品は下絵をもとに門人が完成させた。