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芳年 月百姿 玉兎 孫悟空

商品NO. A1-88-042-01
シリーズ 月百姿
タイトル 月百姿 玉兎 孫悟空
作者 芳年
状態 焼け
サイズ 24×35.5cm
価格 SOLD

 「最後の浮世絵師」月岡 芳年 の、最晩年の大作『 月百姿 』。全百枚からなるこのシリーズは、和漢の物語や詩歌、謡曲の中の月にまつわる場面を題材とした 歴史画 である。
 源氏物語や平家物語、忠臣蔵など、作中で扱われる主題の多くは伝統的に描かれてきた説話である。しかし人物の表情ひとつをとっても、決して形式的な表現に陥らずに、それぞれの内面感情までをも描き出しており、まさに他に類を見ない 歴史画 といえるだろう。また、爪のように細い三日月から画面いっぱいに明るく広がる満月まで豊かに表情を変えたかと思えば、あるときは水面に揺らぐ月、またあるときは画面の中に直接的には描かないなど、「月」の描写にも 芳年 の趣向が凝らされており、見る者をいつまでも飽きさせない楽しい作品である。

芳年(よしとし)
月岡 芳年 (つきおか・よしとし)
天保10年(1839)〜明治25年(1892)
浮世絵師。別号に玉桜・魁斎・大蘇などがある。 国芳 の門人で河鍋 暁斎 は兄弟弟子である。幕末期には 武者絵役者絵美人画 など 国芳 風を脱皮に努め、残酷趣味の 無惨絵 など時代風潮を反映した作品を多く描き、「血まみれ 芳年 」などと呼ばれた。また明治6年頃から菊池容斎の画風に傾倒、この筆致に 洋風 を融合した独特の描法で歴史上の事件に取材した作品を多く描く。更に明治7年頃からは「郵便報知」など 新聞錦絵 の制作にも活躍。活発な制作活動を展開する。当時、没落していく浮世絵師の中で最も成功し、門下からは 年方 を輩出。その画系は鏑木清方、 伊東深水 と現代まで続く。

代表作は「 月百姿 :>全100枚一覧」「 風俗三十二相 」「 魁題百撰相 」など。

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